
ポケットWiFiと光回線の選び方を解説するよ!
「ポケットWiFiと光回線どっちを選べか良いかわからない・・・」
どちらも自宅のインターネット環境を整える手段ではありますが、ポケットWiFiと光回線は特徴が全く異なるため、どちらにメリットがあるかは使う人の利用環境や状況によって変わってきます。
今回はあなたにおすすめの回線がポケットWiFiと光回線どちらであるのか、分かり易く解説していきたいと思います!
【比較表】ポケットWiFi(モバイル回線)と光回線の違い
まずは、ポケットWiFi(モバイル回線)と光回線の主な違いを比較表にまとめました。
ポケットWiFi (モバイル回線) | 光回線 | |
使用場所 | 電波が届けばどこでも | 自宅 |
速度制限 | あり | なし |
接続方法 | 無線接続 | 有線接続 |
月額料金相場 | 比較的安い 2,800円~4,500円 | 比較的高い 3,500円~6,000円 |
回線工事 | 不要 | 必要 |
比較1:使用場所
ポケットWiFiは、モバイル回線という主に携帯電話(スマートフォン)で使われる通信回線を利用してインターネットに繋ぐ無線の回線です。
そのためポケットWiFiは、電波が届く範囲であればどこでも使うことが可能です。
一方で光回線は、電柱や地下配線を利用して光ファイバーケーブルを通し、自宅までケーブルを引くことで利用できるネット回線であるため、自宅でのみの利用に限られます。
比較2:速度制限
光回線に速度制限はありませんが、ポケットWiFiは速度制限が設けられていることが多く、主に2種類の速度制限があります。
2種類の速度制限の特徴は以下の通りです。
ポケットWiFiには月間7GBや20GBなど、1ヶ月間に使えるデータ通信容量が決められているプランがあります。
ポケットWiFiの月間制限とは、月間通信容量が決められているプランにおいて、規定の容量を超えた場合に月末まで通信速度が低速モードになる速度制限のことを言います。
ポケットWiFiの通信制限とは、「3日10GB」や「1日3GB」など、所定の利用期間内で決められたデータ容量を超過した場合に通信が制限されることを指し、「ヘビーユーザー規制」とも呼ばれます。
一般的にヘビーユーザー規制による通信制限は、所定の容量を下回れば解除されることが多く、制限は一時的です。
通信制限が発生する条件は、利用する回線によって異なります。
ポケットWiFiには月間制限と通信制限どちらかの速度制限が設けられていることが多く、ヘビーユーザーは選ぶポケットWiFiによって、物足りないと感じることがあるかもしれません。
比較3:接続方法
ポケットWiFiは基地局からの電波をルーターが直接キャッチする無線接続、光回線は宅内までケーブルを通す有線接続です。
無線接続できるポケットWiFiは配線が邪魔にならず電波が届けばどこでも繋がるというメリットがありますが、建物の立地環境や構造によっては電波が繋がりにくくなることがあり、回線速度はやはり有線接続できる光回線の方が速いです。
通信速度の比較
例えば、ポケットWiFiと光回線の最大通信速度は以下の通りです。
ポケットWiFi | 光回線 | |
下り最大通信速度 | 1.2Gbps | 10Gbps |
あくまでベストエフォードのため、利用環境によっては実測値でポケットWiFiの方が速くなることもありますが、基本的に回線速度は光回線の方が優れています。
特に、ネット通信の応答速度である「Ping値」は光回線が秀逸しているため、「Ping値」の速さが求められる、株取引やFX、FPS・TPSゲームなどタイムラグの発生を避けたいインターネットを利用する人は光回線の利用が向いています。
一方でポケットWiFiもキャリアグラデーションや4×4MIMOなどの技術革新により通信品質が向上しているため、動画視聴やネットサーフィン、そこまで繊細な動きを要しないオンラインゲームなどで使う分にはポケットWiFiでも十分です。
比較4:回線工事
モバイル回線を利用するポケットWiFiは回線工事不要ですが、光回線は回線工事が必要です。
そのため、必然的に契約からインターネットが使えるようになるまでの期間は、ポケットWiFiの方が圧倒的に早いです。
また光回線は、場合によって撤去時にも復旧工事が必要になります。
比較5:月額料金
月額料金は、ポケットWiFiも光回線も選ぶプロバイダによって違いがあるものの、ポケットWiFiの方が比較的料金は安めです。
ポケットWiFi | 光回線 | |
一戸建て | 2,800円~4,500円 | 4,500円~6,000円 |
マンション | 3,400円~5,000円 |
最近のトレンドとして光回線もスマホとのセット割で大幅な値引きを受けられるようになり、ポケットWiFiと光回線の料金の差額は以前に比べて小さくなっています。
ただ光回線は回線工事費用が分割で月額料金に上乗せされることがあるため、トータルコストはやはりポケットWiFiの方が安い傾向にあります。
ポケットWiFiと光回線どっちがおすすめ?選び方を解説!
ここではポケットWiFiと光回線どちらを選ぶべきか、具体的な判断基準を解説します!
ポケットWiFiと光回線の特徴を踏まえると、それぞれにおすすめな人は以下のようになります。
すぐに使いたい:ポケットWiFiがおすすめ
光回線は申し込み~工事~開通という流れになるため、実際にネット回線が使えるようになるまで10日ほど、繁忙期では1ヶ月以上かかる場合もあるため、急ぎで使いたい人は注意が必要です。
一方でポケットWiFiは最短で即日発送してもらうことができ、ルーターが届けばその日からインターネットが使えるのがメリットです。
工事の日程を調節するのが面倒だったり、なるべく早くネット回線を使い始めたいならポケットWiFiがおすすめです。
昔使ってたプロバイダーに光回線申し込んだけど、開通まで1ヶ月てどういうこと😑💧
フレッツ光は最短で2週間と書いてたのに💦
同じN○○系列なのに何で開き有るんやー😭
アメトークの『稲ちゃんカッコイイ芸人』が見れないじゃないか…😫
— Emi.u🐮🇺🇸🌛🏍 (@maeve_e) 2019年7月15日

ネット回線をすぐに使い始めたいならポケットWiFi一択!
オンラインゲームをする:光回線がおすすめ
PS4や任天堂スイッチ、ゲーミングPCなど、据え置き型ゲーム機でオンラインゲームをする人は光回線がおすすめです。
RPGや育成系など対CPU(自動操縦)がメーンになる、そこまでタイムラグが気にならないゲームであればポケットWiFiでも問題ありませんが、FPSやTPS、格闘系など繊細な対人戦がメーンとなるオンラインゲームは、ネット通信の応答速度「PING値」が重要になるため、光回線が望ましいです。
ゲーム好きの方は光回線にしておく方が安心です。

ゲーマーは光回線がおすすめ!
家族でインターネットを利用する:光回線がおすすめ
家族全員がっつりインターネットを利用する場合は、光回線がおすすめです。
というのも、パソコンやスマホ、タブレット、ゲーム機など家族で同時にたくさんの端末を接続していると一人あたりが利用できる通信量が少なくなり速度が遅くなってしまうからです。
1~2人でスマホやパソコンを使う程度ならポケットWiFiでも対応できますが、3~4人以上の家族でインターネットを利用するなら、速度が安定している光回線がおすすめです。

3~4人以上の家族で使う予定なら光回線がおすすめ!
料金を安くしたい:ポケットWiFiがおすすめ
光回線は回線工事の費用が月額料金に分割で上乗せされたり、また工事日程を指定すると数千円~数万円の追加料金が発生することがあり、初期費用を含めたトータルコストがポケットWiFiより高くなりがちです。
料金を少しでも安く抑えたい人はポケットWiFiがおすすめです。

料金を少しでも安くおさえたいならポケットWiFiがおすすめ!
外でインターネットを利用する:ポケットWiFiがおすすめ
光回線は自宅でしか使うことできないため、通勤・通学時に動画を見たり、カフェなどでパソコンを使って何か作業したい人はポケットWiFiがおすすめです。

外出時もインターネットを使いたいならポケットWiFi一択!
引っ越しの予定がある:ポケットWiFiがおすすめ
転勤族や単身赴任、一人暮らしなど、今後、数年の間に引っ越しの予定がある方は間違いなくポケットWiFiがおすすめです。
光回線は引っ越しをするたびに解約手続き・回線手続きが必要になり、めちゃくちゃ手間がかかります。
さらに引っ越し時期と更新月がズレれば、違約金として解約時に数万円必要になるケースも・・・。
一方でポケットWiFiは面倒な手続きは一切ナシ。
次のお家に持って行くだけでインターネットを使うことができるので、今後引っ越しする可能性があるならポケットWiFiがおすすめです。
春から転勤族になる皆様、ネット契約の際は光回線はやめておいた方が良いです、というかマジで光回線はおすすめしません。
工事が必要なので開通まで期間かかるし、引っ越しで解約になったら高額の工事費と違約金払う羽目になるので……あと急な転勤になると撤去工事関係で会社と一悶着起きるのでマジ— うりくらげ (@urikurage474) 2019年3月12日

単身赴任や転勤が多い社会人、一人暮らし中の学生さんはポケットWiFiがおすすめ!
ポケットWiFiと光回線のおすすめプロバイダ
ポケットWiFiと光回線のおすすめプロバイダはこんな感じです。
- ポケットWiFi 縛りなしWiFi、GMOとくとくBB、どんなときもWiFi
- 光回線 使っている携帯キャリアのセット割が受けられる光回線
光回線のおすすめプロバイダ
光回線はスマホとのセット割引があるため、スマホ・タブレット・携帯をどのキャリアで契約しているかでおすすめの回線が異なります。
docomo ドコモ光
au ビッグローブ光
Softbank NURO 光 (NURO光の提供エリア外の方はSoftbank光)
上記以外 NURO 光 (NURO光の提供エリア外の方はビッグローブ光)
関東(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬)
東海(関西(大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良)
関西(大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良)
九州(福岡、佐賀)
ドコモ・au・ソフトバンクユーザーの方は、上記プロバイダから申し込みすることでスマホや携帯、または光回線の利用料金の割引サービスが受けられます。
ポケットWiFiのおすすめプロバイダ
ポケットWiFiのおすすめプロバイダは3つです。
価格重視 縛りなしWiFi
auユーザー GMOとくとくBB
ヘビーユーザー どんなときもWiFi
縛りなしWiFi
選び方の基準としては、月額料金をとにかく安く抑えたいなら縛りなしWiFi一択です!
私も縛りなしWiFi使っていますが、月額料金が永年2,800円と激安なんです。
さらにデータ量も毎月100ギガ近く使えるので、コスパも最高なんです!
GMOとくとくBB
ただしauユーザーの方は、GMOとくとくBBがおすすめ。
GMOとくとくBBはauスマホ・携帯とのセット割があり、スマホ料金が最大1,000円割引されるため、縛りなしWiFiより料金を安く抑えることができます。
どんなときもWiFi
そしてどんなときもWiFiは、ポケットWiFiでおそらく唯一であろう速度制限のないサービスを提供しているプロバイダです。
1TB使っても速度制限が発生しないということなので、ヘビーユーザーはどんなときもWiFiがおすすめですよ!
- 縛りなしWiFi 料金を安く抑えたい人におすすめ
- GMOとくとくBB auユーザーにおすすめ
- どんなときもWiFi ヘビーユーザーにおすすめ
ポケットWiFiと光回線比較まとめ
ポケットWiFiと光回線を比較してきましたが、比較ポイントをまとめるとこんな感じです。
- 据え置き型ゲーム機(PS4や任天堂スイッチ等)でオンラインゲームをする人
- 家族全員がガッツリインターネットを利用する人
- すぐにネット回線を使い始めたい人
- 料金を少しでも安く抑えたい人
- 外出時にもインターネットを利用したい人
- 引っ越しの予定がある人
光回線とポケットWiFi、それぞれおすすめの人はこのようになります!
光回線・ポケットWiFiともに、使っているスマホの回線や用途によっておすすめのプロバイダが変わってきます。
特に光回線はスマホとのセット割で毎月1,000円以上の割引が受けられることが多く、通常料金よりかなりお得になります。
キャリア回線(ドコモ・au・ソフトバンク)のスマホを使っている方は、スマホとのセット割がある光回線を選ぶようにしてくださいね。
光回線のおすすめプロバイダ一覧
docomoユーザー ドコモ光
auユーザー ビッグローブ光
Softbankユーザー NURO 光 (NURO光の提供エリア外の方はSoftbank光)
上記以外 NURO 光(NURO光の提供エリア外の方はビッグローブ光)
ポケットWiFiのおすすめプロバイダ一覧
価格重視 縛りなしWiFi
auユーザー GMOとくとくBB
ヘビーユーザー どんなときもWiFi
以上、ポケットWiFiと光回線の比較まとめでした!
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