縛りなしWi-Fiとは、定額で利用できる国内専用レンタルポケットWiFiです。
縛りなしWiFiの最大の特徴は、契約期間の縛りがなく解約違約金が発生しないこと。
レンタルなので短期間の利用にもおすすめですし、2年や3年縛りのあるポケットWiFiの契約を躊躇している方でも気軽に利用できるポケットWiFiとなっています!
縛りなしWiFiのキャンペーン・料金プラン
縛りなしWiFiではキャッシュバック等のキャンペーンは行われていませんが、その分毎月の利用料金が安く抑えられているのが特徴です。
縛りなしプランと縛っちゃうプラン
縛りなしWiFiの人気プランは契約期間の縛りがない「縛りなしプラン」ですが、2019年5月より長期利用者向けに新たに「縛っちゃうプラン」が登場しました。
縛りなしプラン | 縛っちゃうプラン | |
契約期間 | 縛りなし | 3年契約 |
月額料金(1ヶ月目日割り) | 3,300円 | 2,800円 |
対応回線 | WiMAX ソフトバンク | ソフトバンク |
初期費用 | 1,980円 | 1,980円 |
解約手数料 | なし | 15,000円(36ヶ月以内の解約時のみ) |
端末代金 | 無料(レンタル) | 実質無料(購入) |
送料 | 無料 | 無料 |
※ 税抜き価格
使いやすさで言うと、契約期間の縛りがない「縛りなしプラン」がおすすめです。
ただし長期利用することがあらかじめわかっている人は3年縛りの「縛っちゃうプラン」を選択することで、料金をより安く抑えることができます。
利用料金が一律
ポケットWiFiプロバイダ、特にWiMAXの料金プランは「月額二段階制」となっていて、契約から数か月経過すると月額料金が高くなるプロバイダが多いです。
一方で縛りなしWi-Fiの月額料金はどこまで使ってもずっと同じ。
- 縛りなしプラン:一律3,300円
- 縛っちゃうプラン:一律2,800円
「いつの間にか月額料金が高くなっていた・・・」なんてことはありません。
使い放題プランのみ
縛りなしWi-Fiには、データ容量に制限のあるプランはありません。
契約できるプランは、通信容量に制限がない「使い放題プラン」のみとなっています。
通信エリアはWiMAXとSoftbank
縛りなしWiFiで利用できる通信回線は、WiMAXまたはSoftbankです。
通信エリアは、WiMAXとSoftbankで異なります。
利用可能エリアについてはWiMAX公式サイト、Softbank公式サイトから確認することができます。
ハイスピードプラスエリアモードの利用は原則禁止
縛りなしWiFiでは「ハイスピードプラスエリアモードへの切り替えは原則禁止」となっていますが、万が一ハイスピードプラスエリアモードへ通信モードを切り替えてしまった場合は1,005円のオプション料が発生します。
またハイスピードプラスエリアモードに通信モードを切り替えてしまうと、月間の通信量上限が7GBまでになってしまうので注意してください。
縛りなしWiFiと他社レンタルポケットWiFi比較
縛りなしWi-Fiと同じように、「契約期間なし」で契約できるレンタルポケットWiFiと利用料金を比較してみました。
プランはすべて「使い放題・無制限プラン」です。
月額料金 | 初期費用 解約手数料 | 1年利用して解約した時の利用総額 | 対応回線 | |
縛りなしWiFi | 3,300円 | なし なし | 39,600円 | WiMAX Softbank |
FUJI Wifi | 3,200円 | 2,000円 なし | 40,400円 | WiMAX |
6,000円 | 2,000円 なし | 74,000円 | Softbank | |
SPACE Wi-Fi | 3,680円 | なし なし | 44,160円 | WiMAX Softbank |
SAKURA WiFi | 3,680円 | 9,460円 なし | 53,620円 | Softbank |
STAR WiFi | 3,680円 | 7,960円 なし | 52,120円 | Softbank |
familiar | 3,980円 (初月と翌月は2,480円) | 3,000円 5,000円 | 52,760円 | WiMAX |
※ 税抜き価格
レンタルポケットWiFiでも初期費用・解約手数料の両方が無料になるプロバイダは少なく、他社サービスと比較しても縛りなしWiFiはかなりお得です。
また縛りなしWiFiなら、送料・端末代金もすべて無料となっています。
長期利用は3年縛りの方が安い

2019年5月から始まった新しいプラン「縛っちゃうプラン」の登場により、長期利用する場合でも縛りなしWiFiが断然お得!
縛りなしWi-Fiと同じように契約期間の縛りがない「レンタルポケットWiFi」は月額料金がかなり安い傾向にあります。
ただし、長期で利用する場合は契約期間の縛りがあるプランで期間いっぱい利用するほうが、実質的な月額料金を安くすることができます。
プロバイダ | 実質月額料金 | 契約期間 |
縛りなしWiFi(縛っちゃうプラン) | 2,800円 | 3年 |
GMOとくとくBB | 3,342円 | 3年 |
※ 税抜き価格
※ 実質月額料金(3年契約)=(初月~36ヵ月目の利用総額-キャッシュバック)÷37ヶ月
これまでは契約期間満了までの実質月額料金で比較すると、他社プロバイダで契約する方が縛りなしWi-Fiより価格を安く抑えることができていました。
しかし、縛りなしWiFiに新しい料金プラン「縛っちゃうプラン」ができたことにより、長期利用の場合でも縛りなしWiFiが断然お得です。
ただし、縛りなしWiFiの縛っちゃうプランを含め、契約期間の縛りがあるプロバイダはどこも解約違約金があります。
契約期間の途中で解約すると最低でも9,500円の解約違約金が発生するため、3年未満で解約するとめちゃくちゃ損になります。
ですから、長期利用することがあらかじめ決まっている人は、契約期間の縛りがある「縛っちゃうプラン」。
「どれくらいの期間使うかわからない」「3年も使わない」という人は「縛りなしプラン」がおすすめです。

契約期間の「縛りなし」「縛りあり」どちらの契約タイプを選ぶにせよ、料金を安く抑えるなら縛りなしWiFiがおすすめ。
縛りなしWiFiのメリット
縛りなしWiFiのメリットは大きく5つあります。
- 契約期間の縛りがない
- 解約違約金がない
- 費用がかからず安い
- 最短当日発送
- 長期利用だと月額2,800円で使える
契約期間の縛りがない
縛りなしWiFiの縛りなしプランは名前の通り、契約期間の縛りがありません。
1ヶ月以上の利用であればいつでも自分の好きなタイミングで解約・乗り換えすることができるので、短期利用にもおすすめです。
解約違約金がない
解約違約金が発生しないことは契約期間の縛りがないレンタルポケットWiFiのメリットです。
ただレンタルポケットWiFiであってもサービス提供会社によっては「解約手数料」がとられることがありますが、縛りなしWiFiでは解約手数料ももちろんありません。
CHECK
解約時には端末を返却する必要があります。
万が一端末を紛失していたり、過失による端末故障等がある場合には弁済金として39,800円を支払はなければいけません。
縛りなしWiFiの縛りなしプランで月額料金以外にかかる費用は唯一この弁済金のみです。
費用がかからず安い
縛りなしWiFiは、解約手数料だけでなく、端末代金や送料などがかかりません。
また初めに事務手数料として1,980円が必要になるものの、他社ポケットWiFiでは安くても3,000円かかるところが多いので、縛りなしWiFiの初期費用はかなり安いです。
月額料金以外にかかる費用がほぼないので、契約から解約するまでとにかく安く利用することができます。
最短当日発送
平日16時、土日祝13時までの申し込みで当日発送してもらうことができます。
最短翌日には端末が手元に届くため、急ぎの方にもおすすめポケットWiFiです。
※ 当日発送でも届け先の地域や申し込みの混雑状況により翌日に届かない場合もあります。
長期利用は月額2,800円で使える
縛りなしWiFiに新しく登場した「縛っちゃうプラン」は、契約期間が3年のプランです。
契約期間に縛りがあるものの、月額料金は契約から解約までずっと2,800円でインターネットが使い放題です。
2,800円という値段は他社ポケットWiFiプロバイダと比較しても間違いなく最安級です。
縛りなしWiFiのデメリット
縛りなしWi-Fiに特筆するデメリットはありませんが、以下の3つの注意点があります。
- 端末・回線を選べない(縛りなしプラン)
- 端末がレンタル(縛りなしプラン)
- 契約解除料が発生する(縛っちゃうプラン)
これらは他社ポケットWiFiサービスの多くに見られる共通点でもあります。
端末・回線が選べない
縛りなしWi-Fiの縛りなしプランで利用できる端末は全4種類ありますが、基本的に端末を選ぶことはできません。

縛っちゃうプランを選んだ場合は「601HWシリーズ」になるよ。
WiMAX回線の端末
端末 | W04 | WX05 | |
![]() | ![]() | ||
メーカー | HUAWEI | NEC | |
最大通信速度 | 下り | 558Mbps | 440Mbps |
上り | 30Mbps | 30Mbps | |
最大連続通信時間 (バッテリー) | 約10.5時間 | 約14時間 | |
WiFi接続台数 | 10台 | 10台 |
Softbank回線の端末
端末 | 502HW | 603HW | |
![]() | ![]() | ||
メーカー | HUAWEI | HUAWEI | |
最大通信速度 | 下り | 187.5Mbps | 612Mbps |
上り | 37.5Mbps | 13Mbps | |
最大連続通信時間 (バッテリー) | 約10時間 | 約8.5時間 | |
接続可能台数 | 10台 | 14台 |
エリア状況によっては端末指定も可能
縛りなしWiFiは、WiMAXとSoftbank2つの回線に対応していますが、端末を選ぶことができないため必然的に回線を選ぶことがもできません。
ただし自宅など主に使う場所が、WiMAX・ソフトバンクどちらかのエリアにしか対応していなかったり電波状況が悪いエリアに該当していれば、端末を指定することができます。
そのため端末・回線が指定できないことはそれほど気にする必要はありません。
在庫状況で上記以外のポケットWiFiが届くこともある
縛りなしWiFiのポケットWiFi端末は、基本的には上記4つのうちどれかが届くようになっていますが、在庫状況により別の機種が届くことがあります。(その旨は公式サイトにも記載されています。)
実際、私の手元に届いたのはソフトバンクの601ZTで上記4機種以外の端末でした。
現在縛りなしWiFiは申し込みが殺到しているようで、在庫が全て出払ってしまっているのでしょう。
そのため今回届いた端末は明らかに新品!レンタルポケットWiFiなのに新品が届いてラッキーでした。
端末紛失・故障等の弁済金が高い
縛りなしWiFiの縛りなしプランのポケットWiFiはレンタルになるため、解約時には必ず端末を返却する必要があります。
そのため万が一端末を過失により壊してしまったり紛失してしまった場合には、端末を弁償しなけれならず、端末弁済金は一律39,800円です。
端末によってはアマゾンなどの通販サイトで5,000円程度で購入できる機種もあるため、39,800円という値段はかなり割高です。
もちろん端末を紛失したり壊さなければ不必要な費用ではあるのですが・・・。
自然故障や経年劣化は弁償金なし
弁償金が必要になるのはあくまで過失による故障や紛失の場合のみです。
自然故障や経年劣化による不具合に関しては弁償金は必要なく、交換や修理の対応をしてもらうことができまます。
「自然故障や経年劣化なら弁償金が発生しないのは当然なのでは?」と思われる方も多いかもしれませんが、他社レンタルポケットWiFiでは自然故障も含め、端末故障に関してはどんな場合でも弁償金の支払いが必要になる場合があります。
ですから、レンタルポケットWiFiサービスを利用する場合は、自然故障や経年劣化も弁償金支払いの対象になるのかは必ずチェックしておくことがおすすめです。
不安な人はオプション付帯
縛りなしWiFiの縛りなしプランでは、自然故障や経年劣化は安心サポートオプションを付帯していなくても修理や交換対応してもらうことができるため、私自身は安心サポートを付帯しませんでした。
ただ過失による故障や水没、紛失などの不安がある人はオプションの「安心サポートプラン(500円/月)」を付帯しても良いかもしれません。
通常であれば39,800円かかる弁済金が10,000円に減額されます。
ちなみに安心サポートプランは途中加入はできないので、必要な方は申し込み時に付帯するようにしてください。

縛っちゃうプランは安心サポートプランに加入していても紛失・盗難は保障対象外だよ。
縛っちゃうプランは解約違約金が発生する
縛っちゃうプランは3年縛りのプランとなっているため、36ヶ月以内に解約すると一律15,000円の解約違約金が発生します。
また縛っちゃうプランのポケットWiFi端末はレンタルではなく購入です。
端末代金(1,200円/月)は月々の月額料金から値引きされているため実質0円ですが、36ヶ月以内に解約すると解約金とは別に契約残月数×1,200円の端末代金が請求されてしまいます。
そのため縛っちゃうプランを契約する場合は必ず契約期間である3年は使うようにしてください。
縛りなしWiFiの速度制限
縛りなしWiFiはデータ容量無制限の使い放題プランではありますが、一定の通信量を超えると限定的に通信速度が制限されます。
- WiMAX:10GB/3日を超えると一時的に速度制限
- Softbank:2GB/1日を超えると当日速度制限
WiMAXの速度制限は3日間の通信量合計が10GBを超えた翌日の18時頃~翌々日2時頃まで。
Softbankの速度制限は1日の通信量合計が2GBを超えると当日中制限がかかります。
個人的にはWiMAXの速度制限の方が緩いように感じますが、WiMAXもSoftbankも制限時間は限定的。
当月末まで通信が制限されることはないので、どちらの回線も使いやすいという印象です。
WiMAXの通信制限
通信制限がかかるデータ量 | 3日間の通信料合計が10GBを超えた時 |
制限時間 | 翌日18時頃~翌々日2時頃まで |
制限後の最大通信速度 | 概ね1Mbps |
WiMAXでは直近3日間の通信料合計が10GBを超えた時に通信制限となります。
ちなみにどれくらい使うと10GBに達するかというと・・・
YouTubeだと標準画質で約47時間ほど視聴できる計算なので普通に使う分には十分すぎるデータ量です。
また通信制限中であっても18時頃~2時頃以外の時間帯は通常の速度で利用できますし、10GBを下回れば制限は解除されます。
さらに制限後の最大通信速度は概ね1Mbpsと、通信環境にもよりますが標準画質でYouTubeを視聴できるくらいの速度はあるため、WiMAXの速度制限はかなり緩いと思います。
Softbankの通信制限
通信制限がかかるデータ量 | 1日間の通信料合計が2GBを超えた時 |
制限時間 | 2GBを超えた時点~深夜0時まで |
制限後の最大通信速度 | 1Mbps未満 |
Softbank回線では、制限後の最大通信速度は1Mbps未満となり、WiMAXと比べると制限後のインターネット利用は厳しい状態になります。
ただし通信制限は深夜0時になると解除されるため、長く見ても数時間待てば通常の速度で使えるようになります。
縛りなしWiFiの評判・口コミ

WiMAXのポケットWiFiが送られてきました。
実際に速度を測ってみたところ、お昼3時頃で27Mbp、夜も平均して10Mbps以上出ています。
動画配信サイトも快適に視聴することができとても満足しています。
縛りなしWiFiは、まだサービスが提供され始めてから間もないプロバイダのため、Twitterや5ch・2ch等での口コミや評判は少ないようです。
縛りなしWiFiを使った私のレビュー
私は縛りなしWiFiの縛りなしプランを使っているので、「どんな感じで端末が届くのか」「通信速度や使い心地はどんな感じなのか」などなど、簡単にですが私の実機レビューをまとめてみました。
縛りなしWiFiはレターパックで届く
縛りなしWiFiはレターパックで郵送されるので、ポスト投函してもらうことができます。
仕事などで日中留守にしがちな人にもおすすめです。
縛りなしWiFiと固定回線の通信速度を比較
通信速度は利用する環境に左右されるのであくまで私の場合なのですが、スピードテストをしてみたら自宅の固定回線より縛りなしWiFiの方が通信速度が速い時も多くてビックリしました。
平日の16時頃~23時頃の通信速度です。
上りは全時間帯を通して固定回線が速いものの、下りは縛りなしWiFiが速い時の方が多く、特に回線が混雑すると言われている21時頃~23時頃にかけては縛りなしWiFiが圧倒的に早いという結果になりました。
また自宅が線路近くにあり、電車の本数が多い時間帯は固定回線のWiFiは切断されたり不安定になることが多かったのですが、縛りなしWiFiは今のところWiFiが切れることもなく、かなり快適に使えています。
通信制限もなし!
まだ使い始めて2週間ほどですが、今のところ1日3GBの通信制限には一度もひかかっていません。
私は自宅にいる時はYouTubeで音楽を流したりラジコでラジオを聞いたりすることが多いのですが(おそらく1日7~9時間は流しっぱなし・・)、それでも速度制限にはひっかかっていません。
ただ縛りなしWiFiは通信速度が速いためか、YouTubeの画質を自動設定にしておくと高画質で接続されます。
高画質だとデータ量の消費がめっちゃ早くなるので、動画の画質は標準に設定しておくのがおすすめです!(標準画質でも充分綺麗に観られます。)
縛りなしWiFiはおすすめポケットWiFi!
縛りなしWiFiのメリットだけでなくデメリットも踏まえたうえで、縛りなしWiFiはかなりおすすめ度の高いポケットWiFiです。
契約期間の縛りのないレンタルポケットWiFiは「縛りなしWiFi」以外にもここ最近多く見られるようなってきました。
ですが、中でも縛りなしWiFiはレンタルなのに本人確認書類提出不要、月額料金が最安級のうえ初期費用・解約手数料などの費用がかからずとにかく安い!というのがおすすめポイントです。
特に20ヶ月未満の利用なら縛りなしWiFiが断トツでおすすめです。
(※縛っちゃうプランの登場により、長期利用でも縛りなしWiFiがおすすめになりました!)
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