Yahoo!Wi-Fiとは、ヤフー株式会社が提供しているポケットWiFi(モバイルルーター)です。
Yahoo!Wi-FiはY!mobileのLTEエリアとAXGPエリアに対応しているのですが、Y!mobileはSoftbankのプロバイダのため、Softbank回線が使用されています。
つまりYahoo!Wi-FiでもSoftbank回線が使えるということ。
2018年9月現在、Yahoo!Wi-Fiでは月額2,480円から利用できるようになっています。
Yahoo!Wi-Fiの公式サイトでも業界最安級と謳っており、キャリアの回線を2,480円で使えるのは一見すごくお得に思えますが、プランによってはあなたにぴったりなポケットWi-Fiが他にもあります!

この記事ではYahoo!Wi-Fiの料金やエリアなどの情報のほか、他社プロバイダとの比較結果もまとめているから是非参考にしてみてね!
Yahoo!Wi-Fiの料金プラン
ヤフーワイファイの料金プランは
- 3年契約おてがるプラン
- 3年契約たっぷりプラン
の2つです。どちらも3年契約のみとなっています。

2つのプランの主な違いは
月間データ容量
使える端末
月額料金
だよ。
3年契約おてがるプラン | 3年契約たっぷりプラン | |||
yahooプレミアム 未加入 | yahooプレミアム 会員 | アドバンスオプション 無し | アドバンスオプション 有り | |
データ容量 | 5GB | 7GB | 無制限 | |
端末 | 601ZT | 603HW | ||
月額料金※1 | 3,696円 | 2,480円 | 3,696円 | 4,380円※2 |
公式サイト | 公式・詳細確認 | 公式・詳細確認 |
※1 初月(サービス開始月)は日割り。
※2 最大3ヶ月間(初月~2ヶ月目まで)はアドバンスオプション料(684円/月)は無料。

「おてがるプランのyahooプレミアム未加入」と「たっぷりプランのアドバンスオプション無し」は、月額料金は同じなのに使えるギガ数は2GBも違うよ。
この後の「3年契約おてがるプラン」の章でも説明しているけど、「おてがるプラン」にするなら、yahoo!プレミアム会員になった方がお得だよ!
3年契約おてがるプラン
3年契約お手軽プランは、yahoo!プレミアムの会員か未会員かで月額料金が変わります。
yahoo!プレミアム会員であれば毎月1,216円の割引を受けられるので、すでにyahoo!プレミアム会員の方には大きなメリットですね。
ただyahoo!プレミアム会員費(462円)を含めても月額料金は2,942円。まだyahoo!プレミアム会員でない方でも会員になった方が月額料金は安く抑えられます。
またお手軽プランとyahoo!プレミアム同時申し込みで会員費が最大6か月間無料※になる特典もあるので、お手軽プランに関してはyahoo!プレミアム会員になった方がお得です。
※ 10月17日に加入した場合、3月31日までが無料期間です。Yahoo!プレミアム会員費は月額課金となり、日割り計算はされません。

「yahoo!プレミアムの会員費が無料期間内に解約すればいい」と書かれているサイトもあるけど、yahoo!プレミアム会員を解約すると解約翌日から月額料金が3,696円になるから解約はしないでね!
3年契約たっぷりプラン
3年契約プランでは、アドバンスオプション料684円を追加するだけで月間データ容量が7GBから無制限までアップします。
「LINEやサイト閲覧がほとんどで、動画視聴はしない」ということであれば、7GBでも十分ですが、「家でも外でもガンガン使いたい」「YouTubeなどで動画視聴も頻繁にする」ということであれば、アドバンスオプションを追加して無制限にした方が快適にネットを使えます。

684円追加するだけで月間データ容量を無制限にできるよ!
ただアドバンスオプションが利用できるエリアは限られているから注意が必要!!
詳しくは「アドバンスモードは使えるエリアと周波数帯が違う」の章で説明しているよ。
Yahoo!Wi-Fiの端末比較
Yahoo!Wi-Fiではプラン毎で使える端末が決められています。
601ZT(おてがるプラン) | 603HW(たっぷりプラン) | ||
![]() | ![]() | ||
最大通信速度 | 下り※ | 112.5Mbps (無線LAN接続時は最大67Mbps程度) | 350Mbps |
上り※ | 37.5Mbps | 37.5Mbps (アドバンスモード利用時は13Mbps) | |
対応周波数 | 標準モード | 900MHz・1.7GHz・2.1GHz・2.5GHz | 900MHz・1.5GHz・1.7GHz・2.1GHz |
アドバンスモード | 未対応 | 2.5GHz・3.5GHz | |
最大連続通信時間 | 約10時間 | 約8.5時間 | |
サイズ | 約W71×H71×D14.2mm | 約W109.9×H65.1×D15.5mm | |
重さ | 約93g | 約135g |
※ 通信速度の下りとは、インターネットからパソコンやスマホに受け取る際の通信で、逆に上りパソコンやスマホからインターネットにファイルを転送する際の通信のことを言います。
例)下り・・・サイト閲覧、動画視聴、画像や音楽のダウンロード、メール受信etc.
例)上り・・・ブログやSNSへの写真アップロード、メール送信etc.
601ZT
おてがるプランで使える端末601ZTは、約5秒で立ち上がる高速起動、2,000mAhのバッテリーが搭載されていて省電力モードで約10時間もの長時間利用ができるのが特徴です。
他にも縦横わずか71mmと非常にコンパクトで、ディスプレーのホーム画面に「電池残量」「データ通信量」「接続機器数」が一目でわかるように表示されているなどの特徴もあります。
通信速度に関しては603HWに比べると見劣りしますが、実効速度(実際に使った時に出る速度)で10Mbps以上出れば動画視聴やゲームなども含め快適にネット利用できると言われているため、そこまで気にする必要もないかと思います。

実効速度は使う時間や場所、パソコンやスマホといった利用機器などによって変わってくるよ。
603HW
たっぷりプランで使えるモバイルWi-Fiルーター603HWは、Yahoo! Wi-Fiで理論上の最大速度が下り612Mbpsと最速端末です。
また603HWでは一人ひとりに専用の電波を割り当てる5Gの有力技術Massive MIMOに対応していて、通信速度が遅くなりがちだった駅や繁華街などの混雑エリアでも快適なモバイル通信が可能となっています。
Yahoo!Wi-Fiの口コミ・評判
次はyafoo wifiの気になる口コミ・評判をいくつかピックアップしました。
繋がりやすさ
ヤフーWiFiのワイモバイル無制限プランが快適すぎて文句のつけようがないな。
WiMAXはエリア内なのに全然入らなかったから違いが歴然。
でも場所によってWiMAXのほうが入りやすい地域もあるのかな?#ヤフーWiFi#ワイモバイル#無制限プラン#アドバンスモード pic.twitter.com/jgRBBd4cAs— だぐらちゅ (@douglachu) 2018年9月5日
先月はWiMAXが全然繋がらず、15日前なのにスマホの使用量が17GBとかいっちゃって20GB契約だから危なかったのに、先月契約したヤフーWiFiのワイモバイルがめっちゃ電波良くてスマホまだ1GBも使ってない!
奇跡!!#WiMAX#ワイモバイル pic.twitter.com/9c3oUKMQTl— だぐらちゅ (@douglachu) 2018年9月12日
ヤフーワイファイ利用者には「WiMAXが繋がりにくかった」という理由でヤフーワイファイに乗り換えをしている人も多いです。

どうしてYahoo!Wi-Fiの方が繋がりやすいの?

それはYahoo!Wi-FiとWiMAXでは使える周波数帯(バンド)の数と種類が違うからだよ。
各キャリアが使える周波数帯は総務省によって割り当てられているから、どうしても違いが出てくるんだ。

周波数帯(バンド)って何?

周波数帯とは電波の通り道のようなものだよ。
Yahoo!Wi-FiはWiMAXに比べて、通れる道(周波数帯)が多いから混雑しにくいんだ。
あとWiMAXではオプションでしか使えないプラチナバンドが、Yahoo!Wi-Fiでは標準で利用できるというのも大きな理由だね。
プロバイダ | 対応周波数帯 |
Yahoo!Wi-Fi | 900MHz・1.5GHz・1.7GHz・2.1GHz・2.5GHz・(3.5GHz) |
WiMAX | 2.4GHz・5GHz・(800Mhz) |
()内はオプション付帯時のみ利用可能 |
プラチナバンドとは、電波の周波数帯域(700~900MHz帯)のことでYahoo!Wi-Fiでは900MHzに対応しています。
数字だけ見るとなんのこっちゃという感じですが、プラチナバンドは「電波が遠くまで届く」「大きな建物などの障害物でも電波が回りこむ」という特徴があり、都心のビル街や室内でもつながりやすいという特徴があります。
【ヤフーwifiの実力】
アンテナが1本しか立ちません。都会中の都会ですが、、、そしてあまりにも低速なのでHP閲覧の際に途中でサイト開きませんと出ます!! pic.twitter.com/tpCJIl9FTa— ダイダイオレンジ (@mikan_momoko) 2018年7月16日
繋がりやすいという口コミもありますが、一方で繋がりにくいという口コミも・・・。

あれ?Yahoo!Wi-Fiはつながりやすいんじゃないの?
しかも都会なのにアンテナが1本ってどうゆうこと?

ここがYahoo!Wi-Fiで気を付けないといけないポイントだよ。
この方はアドバンスモードで利用しているよね。
アドバンスモードでは、使える周波数帯の数が少なくプラチナバンドも利用できなくなるよ。
だから標準モードよりも繋がりにくくなる可能性が大きいんだ。
「標準モード」と「アドバンスモード」では
- 使えるエリア
- 使える周波数帯の数と種類
が違うため、注意が必要!!
詳しくは後記している「アドバンスモードは使えるエリアと周波数帯が違う」の章で説明しているので、気になる方は先にチェックしてみてください。
速度制限
久しぶりに速度制限食らった。ヤフーワイファイ呪ってやる。
— どん (@smsmnmn) 2015年6月14日
ほとんどのプロバイダでは「何日間で○○ギガ以上の利用の場合は、速度制限がかかります」などの通信制限が設けられています。
Yahoo!Wi-Fiの場合も例外ではなく、3つの速度制限があります。
- おてがるプランで5GBを超えた時
- 直近3日間の通信量合計が10GBを超えた時
- たっぷりプランの標準モードで7GBを超えた時

それぞれのパターンによって、制限時間や制限後の最大速度が変わってくるよ。
詳細は「3つの通信制限がある」の章で説明しているよ!
解約金(契約解除料)
今の家に引っ越す前に使ってたヤフーワイファイ、もう使ってないけど解約月まで待とうと思ってやっと解約の電話したら、勘違いしてて違約金二万だぜー!もったいなーい!けど使ってないからそのままにしとくともっともったいないからしゃーない(°▽°)
— mipopon (@mipopon8) 2017年1月18日
ヤフーWiFi解約手数料9500(税抜き)とか二度と使わんわ
— つるまい(KP) TD (@kunsei1992) 2018年6月28日
多くのプロバイダで更新月以外の解約には解約金(契約違約金)が発生するため、解約金があること自体はとりたててYahoo!Wi-Fiのデメリット部分ではありません。
ただYahoo!Wi-Fiでは、1年未満の解約では3万円以上の契約違約金がとられることもあるので注意が必要です。

ただし8日以内であれば契約違約金なしでキャンセルすることもできるよ!
詳細は「8日以内ならキャンセルOK」の章でも説明しているからね!
Yahoo!Wi-Fi契約前に知っておきたい注意点
Yahoo!Wi-Fiを契約する前に知っておきたい注意点をまとめてみました。
- アドバンスモード(無制限)で使えるエリアと周波数帯の違い
- 3つの通信速度がある
- 画像や動画が最適化されることがある
- 更新月以外の解約は契約違約金が発生する
- 8日以内ならキャンセルできる
この部分をきちんと理解しておけば、Yahoo!Wi-Fiを契約して後悔することはないと思います。
アドバンスモード(無制限)は使えるエリアと周波数帯が違う
アドバンスモード(無制限)は標準モードと使えるエリア、周波数帯が異なります。
エリア
地図上で青くなっている部分がアドバンスモードで使えるエリアです。(標準モードでは赤・青両エリアで使用可能)
アドバンスモードを利用できるエリアは限られているため、アドバンスオプションを付帯する前には必ず、自宅や職場などがアドバンスモード対応エリアなのか確認する必要があります。
周波数
Yahoo!Wi-Fiの対応周波数は全部で6つありますが、そのうちアドバンスモードで使える周波数帯は2つとなっています。
通信モード | 対応周波数 |
標準モード | 900MHz・1.5GHz・1.7GHz・2.1GHz・2.5GHz |
アドバンスモード | 2.5GHz・3.5GHz |
周波数は高ければ高いほど直進性が強くなり、通信速度が高くなります。
ただし直進性が強くなるということは、障害物を避けるのが苦手になり、大きなビルや建物に電波が反射してしまい室内に電波が届きにくくなります。
逆に周波数が低くなると通信速度は遅くなりますが、障害物があっても回り込むことができるので室内でも繋がりやすくなります。
- 周波数が高い・・・通信速度は早いが、奥まった室内や地下などで繋がりにくい
- 周波数が低い・・・通信速度は遅いが、奥まった室内や地下などでも繋がりやすい
これら特徴を踏まえたうえでアドバンスモードで利用できる周波数を見てほしいのですが、アドバンスモードに対応しているのは2.5GHz・3.5GHzの2つで、全周波数の中でも高い2つとなっています。
そのため、アドバンスモードはビルに囲まれた都心部や地下などでは標準モードに比べると繋がりにくくなってしまうのです。

3つの通信制限がある
Yahoo!Wi-Fiには3パターンの通信制限があります。
速度制限の対象 | 制限後の最大通信速度 | 制限時間 |
おてがるプランで5GBを超えた時 | 128kbps | 月末 |
直近3日間の通信量合計が10GBを超えた時 | 1Mbps | 当日18時~翌日1時まで |
たっぷりプランの標準モードで7GBを超えた時 | 128kbps | 月末 |
ここで特に気を付けなければいけない通信制限は「たっぷりプランの標準モードで7GBを超えた時」です。
この通信制限がかかると「標準モード」だけでなく「アドバンスモード」でも速度が月末まで128kbpsに制限されてしまうので要注意!!
標準モードとアドバンスモードはポケットWiFi本体で簡単に切り替えられるので、基本はアドバンスモードに設定しておき、アドバンスモードが繋がりにくい時だけ標準モードを使うようにしましょう。

ポケットWiFi到着時は標準モードに設定されているから、届いたらまずはアドバンスモードに切り替えるところから始めよう!
また直近3日間で通信量合計が10GB超えた時の通信制限も気になるところですが、この場合、通信制限後の最大速度は1Mbpsと非常にゆるい制限です。
通信環境にもよりますが、1Mbpsあれば動画視聴もでますし、制限もその月の間ずっと続くわけではないので、そこまで気にしすぎることもないかなと思います。

標準モードの速度制限は、500MBごと500円で解除することもできるよ!
画像や動画を最適化されることがある
Yahoo!Wi-Fiでは、画像や動画などのファイルが最適化されることがあります。
最適化とは、通信速度を保つために画像や動画のサイズを小さくすることで、最適化されると画質が悪くなってしまうのです・・・。
ただ調べてみると、最適化されてしまうのは1日で3GB以上使うなどデータを大量に消費した場合のみとなっています。
3GBあればYouTubeも9時間程度見れますし、普通に使う程度であれば最適化を気にする必要はありません。
更新月以外の解約は契約違約金が発生する
Yahoo!Wi-Fiの解約金(契約違約金)は38,880円からスタートし、毎月800円ずつ減少していきます。
更新期間内以外の解約は、一番安い解約金でも9,500円するため契約を解約する場合は更新期間内に行うようにしましょう。
更新期間の数え方は、端末が届いて通信を開始した月を初月、その翌月を1ヶ月目とし、1ヶ月目から数えて37~38ヶ月目の2か月間です。
8日以内ならキャンセルOK
上の章で更新期間以外の解約は契約違約金が発生すると説明しましたが、実は8日以内※であれば契約違約金なしでキャンセルすることができるんです。
※ 通信開始日または契約書類到着日(書類発送を希望した場合のみ)のいずれか遅い方を1日目として8日以内

繋がりやすさやパケ詰まりしないかなど、実際に使ってみないとわからないことも多いから違約金があると不安に思う人もいるかもしれないけど、使ってみて満足できなければキャンセルできるから安心してね!
Yahoo!Wi-Fi・WiMAX・ネクストモバイルで比較
次にYahoo!Wi-Fiと
- ポケットWiFiではよく名前のあがるWiMAX
- Yahoo!Wi-Fiと同じようにSoftbank回線が利用できるネクストモバイル
以上3社で月額料金や速度制限などについて比較してみました。
WiMAXでは本家UQWiMAXではなく、特に月額料金が安いと言われているGMOとくとくBBをピックアップしています。
月額料金で比較
プロバイダ | プラン データ容量 | 月額料金 |
Yahoo!Wi-Fi | おてがるプラン (5GB) | 2,480円※3 |
たっぷりプラン (無制限) | 4,380円 | |
GMOとくとくBB WiMAX※1 | ライトプラン (7GB) | 1~2ヶ月:2,170円 3~36ヶ月:2,690円 |
ギガ放題プラン (無制限) | 1~2ヶ月:2,170円 3~36ヶ月:3,260円 | |
ネクストモバイル※2 | 20GB | 2,760円 |
30GB | 3,490円 | |
50GB | 4,880円 |
※1 月額割引、3年契約プラン
※2 2年契約
※3 プレミアム会員費を含めると2,942円
ご覧の通り、月間データ容量に制限のないプランでは圧倒的にGMOとくとくBBが安いです。
また制限があるプランでも、一見するとYahoo!Wi-Fiのおてがるプランが安そうにも思いますが、別途プレミアム会員費462円が必要となるため、実質月額料金は2,942円。
GMOとくとくBB WiMAXのライトプラン(7GB)、ネクストモバイル(20GBプラン)よりも割高になってしまいます。

価格面でお得なのは圧倒的にGMOとくとくBBだよ。
通信速度を比較
プロバイダ | 端末 | 下り最大通信速度 |
Yahoo!WiFi | 601ZT(おてがるプラン) | 112.5Mbps |
603HW(たっぷりプラン) | 612Mbps | |
GMOとくとくBB WiMAX | W05 | 758Mbps |
ネクストモバイル | FS030W | 150Mbps |
通信速度を見ると、Yahoo!Wi-Fiの601ZTとネクストモバイルのFS030Wが見劣りしてしまいます。
ただし最大通信速度はあくまで理論上で、実際に使った時の実効速度は使う時間や場所などの通信環境の影響の方が大きく、最大通信速度が出ることはまずありえません。
10Mbpsも出れば動画視聴やゲームを含め、ストレスなくインターネットを利用できると言われているため、実際に通信速度の違いがわかる人はほとんどいません。

プロバイダを選ぶうえで通信速度はそこまで気にしなくて良いよ。
繋がるエリアで比較
ポケットWi-Fiで繋がりやすさを重視するのであれば、通信速度よりも自身が利用する場所とその場所で利用できる電波の特性が合っているかを見た方が賢明です。
まずはYahoo!Wi-FiとWiMAX2+のデータ容量無制限で使える回線を比較してみましょう。
上がYahoo!Wi-Fi、下がWiMAXの東京周辺の利用エリアです。(
Yahoo!Wi-Fiで月間データ容量が無制限となるアドバンスモードは青色エリアのみとなっているため、範囲で見るとWiMAXの方が圧倒的に広くなっています。
利用できる電波はYahoo!Wi-Fi、WiMAX共に「障害物に弱い」という特性があるため、利用する場所が大きなビルに囲まれていたり奥まった建物内、地下などが多い人には向きません。
ただしWiMAX2に関しては地下や屋内でも利用可能な場所も多く、利用可能スポットはUQWiMAXの公式サイトに掲載されているので、まずはそこで確認することをおすすめします。
次は、Yahoo!Wi-Fi、WiMAX、ネクストモバイルの4GLTEで利用できるエリアを確認してみましょう。
上から順番にYahoo!Wi-Fi、WiMAX、ネクストモバイルとなっています。(Yahoo!Wi-Fiの4GLTE利用エリアは赤・青両エリア)
Yahoo!Wi-FiとネクストモバイルはどちらもSoftbank回線なのでエリアは同じです。
WiMAXはauの4GLTEのため利用エリアに違いはありますが、どちらも都市部周辺はしっかりカバーされています。
また4GLTEの「障害物に強い」という特性は、Softbankであれauであれ変わりはありませんので、月額料金や月間で利用できる容量で決めることになります。
プロバイダ | 4GLTE利用可能データ容量 | 月額料金 |
Yahoo!Wi-Fi | 5GB | 2,480円※1 |
7GB | 3,696円※2 | |
GMOとくとくBB WiMAX | 7GB | 1~2ヶ月:2,170円 3~36ヶ月:2,690円※3 |
ネクストモバイル | 20GB | 2,760円 |
30GB | 3,490円 | |
50GB | 4,880円 |
※1 プレミアム会員費を含めると2,942円
※2 アドバンスオプションなしの月額料金
※3 ライトプランの月額料金
WiMAXで4GLTEを使う場合、通常であれば月額1,005円/月のオプション料が必要ですが、3年契約することで4GLTEを無料で利用することができます。
上の表のGMOとくとくBB WiMAXは3年プランの価格のため、別途オプション料がかかることはありません。
4GLTEの利用が月間7GBまでで十分であれば、GMOとくとくBB、がっつり使いたいのであればネクストモバイルがおすすめです。
Yahoo!Wi-Fiまとめ
Yahoo!Wi-Fiの特徴とWiMAX、ネクストモバイルとで比較した結果を総評すると・・・
- おてがるプラン(Yahoo!プレミアム会員未加入) → ネクストモバイルの20GB,30GBの方がおすめ
- おてがるプラン(Yahoo!プレミアム会員加入済) → 検討の余地あり
- たっぷプラン(アドバンスモードオプションなし) → ネクストモバイルの20GB,30GBの方がおすすめ
- たっぷりプラン(アドバンスオプションあり) → GMOとくとくBB WIMAXのギガ放題の方がおすすめ
という結果になりました。
Yahoo!Wi-Fiも決して悪いプロバイダではありませんが、すでにYahoo!プレミアム会員である人以外大きなメリットは見つけられませんでした(^^;
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